三輪をつむぐ100のお話

第13話 仏教の公伝

三輪山のふもと初瀬川のほとり、かつて海石榴市(つばいち)があった場所に、仏教伝来を記念する石碑が静かに建っています。第29代欽明天皇の御代、百済の聖明王(せいめいおう)からささげられた金銅仏と仏教の経典が、初瀬川を船でさかのぼって海石榴市に...
里唄 三輪社中

幾久で乾杯

三輪で酒を酌み交わすなら、乾杯も三輪らしく。小料理屋「福づつみ」でみんなが集まって酒を飲むとき、こんな乾杯をしています。音頭を取る人が、まず高橋活日の歌を唱えます。此の神酒は 我が神酒ならず倭成す 大物主の 醸みし神酒そして、「幾久!」と声...
三輪をつむぐ100のお話

第12話 大国主さまと少彦名さま

大きな大国主さまと小さな少彦名さまは力を合わせて国づくりをすすめました。少彦名さまは、ただの小さな神さまではなく、知恵と勇気にあふれた楽しい心のもちぬしでした。二人はいなもみをかついで国じゅうをめぐり、こくもつを育て、やまいをなおすくすりを...
三輪をつむぐ100のお話

第11話 楽しい小さな神さま

むかし、大国主さまが出雲の美保のみさきにおられたとき、白い波の穂先から、ががいものわれた実の舟にのって近づいてくる小さな神さまがいました。その神さまはみそさざいの丸はぎの毛皮を着ていました。大国主さまが名をおたずねになってもこたえず、まわり...
三輪をつむぐ100のお話

第10話 神武天皇といすけよりひめ

神武天皇が初めの天皇となられるために、おきさきさまをさがしておられました。つかえていたおおくめのみことが、「このあたりに、神の御子といわれるおとめがいます」と申し上げました。その神の御子は、三輪の大物主神が、せやだたらひめを一目見てすっかり...