文学と物語

三輪をつむぐ100のお話

第6話 ころもかけの杉

むかし、三輪山のふもとに玄賓僧都(げんぴんそうず)というおぼうさんが住んでいました。りっぱなおぼうさんでありながら、そまつないおりで清らかにくらしていました。このいおりに、ほとけさまにおそなえするしきみの木と水をもってかよってくる女がいまし...
三輪をつむぐ100のお話

第5話 額田王(ぬかたのおおきみ)と三輪山

天智天皇の御代、みやこがあすかから近江の国(今の滋賀県)にうつることになりました。近江に行ってしまうと、あすかのみやこからのぞんでいた三輪山を見ることができなくなります。ふたたび大和の国に帰ってこられないかもしれない遠い国への旅。新しい志賀...
三輪文芸誌

昭憲皇太后御歌

昭憲皇太后(1849年- 1914年)明治天皇の皇后さま影高き 杉のみどりの とこしへに 世を守るらむ 三輪の大神明治23年4月20日、照憲皇太后が吉野へ行啓のみぎり、大神教会所が御休息所となり、御真影その他数々の御撫物を下賜されました。そ...
三輪文芸誌

願い糸の乞巧針

この場面をご存じですか。人形浄瑠璃「妹背山女庭訓」の杉酒屋の段。三輪が舞台になっています。右の女の子がヒロインの杉酒屋娘お三輪ちゃん。手に持ってるのが苧環(おだまき)。糸巻きです。七夕の風習に「願ひ糸の乞巧針」というのがありまして、赤い糸と...
三輪文芸誌

秦河勝の伝説

林 羅山(はやしらざん、1583年 - 1657年)「本朝神社考」秦河勝は人王三十代欽明天皇の御宇に化生せる者なり。天皇一夕夢みたまふ神童有りて言して曰く、我は是れ秦始皇の後身なり。縁有るを以て日域に出づ請ふ臣たらんと。時に大和州に洪水の変...