三輪をつむぐ100のお話

三輪に関することがらを小学生でも読んで楽しめる文体でまとめた短い物語に、
大人向けの解説を加えてたものです。

100題を目標に書き進めます。

三輪の人でも意外に知らない「へぇー」と感じるような三輪の地元のお話をまとめることで、小学生がふるさとの魅力を学び、大人も楽しめる読みやすい物語になります。
わかりやすく深みがあり想像をかき立てる観光案内としても活用でき、三輪の魅力を広く共有できるでしょう。
そして、地域の文化や歴史を大切にし、地元の人々が誇りを持ちながら、そこから生まれる本物の魅力を活かした観光活動が展開されるでしょう。

まず、デジタル空間に「ふみくら(archives)『三輪の暮らし博物誌』」を作ります。
それは、三輪の自然と歴史、文化が織り成す風土の中で、三輪びとが営む暮らしに紡がれてきた、なりわい、ならわし、言い伝え、祈りと祀り、神賑わいなど、三輪の地に刻まれた「ひと」「もの」「こと」の記憶を掘り起こし、三輪が三輪であるためのしるべとして保存蓄積する場所です。
そこに、順次執筆した「三輪をつむぐ100のお話」を上げて公開していきます。次の段階では、一つ一つをカードにして案内所に置いたり、全部まとめて書籍にしたりすることを想定しておきます。

私が尊敬する元春日大社権宮司の岡本彰夫先生は、「歴史とはいきさつである」とおっしゃいました。いきさつを詳しく知ることは、進む道を照らすことです。住民が主体となって三輪のまちづくりを進めていく上で、「三輪をつむぐ100のお話」が欠かせないものになることを願っています。

三輪をつむぐ100のお話

第12話 大国主さまと少彦名さま

大きな大国主さまと小さな少彦名さまは力を合わせて国づくりをすすめました。少彦名さまは、ただの小さな神さまではなく、知恵と勇気にあふれた楽しい心のもちぬしでした。二人はいなもみをかついで国じゅうをめぐり、こくもつを育て、やまいをなおすくすりを...
三輪をつむぐ100のお話

第11話 楽しい小さな神さま

むかし、大国主さまが出雲の美保のみさきにおられたとき、白い波の穂先から、ががいものわれた実の舟にのって近づいてくる小さな神さまがいました。その神さまはみそさざいの丸はぎの毛皮を着ていました。大国主さまが名をおたずねになってもこたえず、まわり...
三輪をつむぐ100のお話

第10話 神武天皇といすけよりひめ

神武天皇が初めの天皇となられるために、おきさきさまをさがしておられました。つかえていたおおくめのみことが、「このあたりに、神の御子といわれるおとめがいます」と申し上げました。その神の御子は、三輪の大物主神が、せやだたらひめを一目見てすっかり...
三輪をつむぐ100のお話

第9話 はたのかわかつ

むかし、欽明(きんめい)天皇が初瀬川のほとりにみやこをかまえておられたころ、大きな洪水がありました。そのとき、初瀬川の上から大きなつぼが一つ流れてきて、三輪の杉のとりいのそばに流れ着きました。みやこにつかえていた人がこのつぼをひろい上げてみ...
三輪をつむぐ100のお話

第8話 すいかの名産地

雨が少なく日照に恵まれた大和盆地では、甘くておいしいすいかが育ちます。この地域は昔からすいかの名産地として知られていました。また、奈良県には研究熱心な農家(篤農家)が多く、美味しくて丈夫なすいかを作るために日々工夫を重ねていました。三輪もす...