神話と信仰

三輪をつむぐ100のお話

第10話 神武天皇といすけよりひめ

神武天皇が初めの天皇となられるために、おきさきさまをさがしておられました。つかえていたおおくめのみことが、「このあたりに、神の御子といわれるおとめがいます」と申し上げました。その神の御子は、三輪の大物主神が、せやだたらひめを一目見てすっかり...
祭礼歳時記

千本の灯りに迎える、三輪の先人たち

――三輪惠比須神社 夜市祭毎年8月13日の夕刻、三輪惠比須神社の境内に千本のローソクが灯されます。昼間の境内とはまるで違う、静かな光に包まれた夜の神社。参道や手水舎のまわりを縁取るように、小さな灯りが幾重にも連なります。これは、三輪惠比須神...
三輪をつむぐ100のお話

第7話 おだまきと赤い糸

むかし、活玉依姫(いくたまよりひめ)という美しいむすめのもとに、夜な夜なかよってくる男がありました。たいそううるわしく、名もある方と見うけられましたが、いつも夜になるとむすめのところにやってきて夜が明ける前に帰ってしまうので、明るいところで...
三輪をつむぐ100のお話

第6話 ころもかけの杉

むかし、三輪山のふもとに玄賓僧都(げんぴんそうず)というおぼうさんが住んでいました。りっぱなおぼうさんでありながら、そまつないおりで清らかにくらしていました。このいおりに、ほとけさまにおそなえするしきみの木と水をもってかよってくる女がいまし...
三輪をつむぐ100のお話

第2話 ひとよざけさん

むかし、三輪山のふもとで崇神天皇がみやこをいとなまれていたころ、国にやまいがはびこり、おおぜいの人が死んでしまいました。ある夜、天皇の夢まくらに大物主さまが現れ「わが子なる大田田根子(おおたたねこ)にわれをまつらせ、酒をたてまつれ」とおつげ...