子供たちに秋祭りの思い出を ― 太鼓台の準備ができました

祭礼歳時記

10月23日・24日の大神神社秋祭りに向けて、太鼓台の飾り付けを行いました。

三輪では、50年以上も前から、各地区の子供会が太鼓台を出してきました。秋祭りになると、まちのあちらこちらを太鼓台が練り歩き、子供たちの元気な声で賑わったものです。ところが、少子化が進み、子供会の活動を休止したり、解散したりする地区が増えてきました。かつてはたくさんあった子供会の太鼓台も、今では3〜4基ほどになってしまいました。

そこで昨年、子供会がなくなった地区の子供たちにも秋祭りを体験してもらおうと、体育協会が立ち上がりました。三輪惠比須神社の倉庫に残されていた東町の太鼓台を引っ張り出し、みんなで飾り付けをして、2日間の巡行を復活させたのです。
子供会のある地区の子どもたちは、それぞれの地区の太鼓台に参加します。そして、子供会のない地区の子どもたちは、誰でも体育協会の太鼓台に参加できます。

今年も体育協会が準備を進め、昨年より多くの人たちが飾り付けに集まってくれました。杉の枝を取り付け、色とりどりの紙花を飾り、紅白の幕を張る。みんなで手分けして作業を進め、太鼓台が祭りの装いに変わっていきました。

三輪の秋祭りには、大美和青年会の大きな太鼓台、女性神輿、そして各地区の子供会の太鼓台が繰り出します。それぞれにまちを巡行し、最後は大神神社の斎庭に集まって祭りを締めくくります。

子供のころに三輪で過ごした楽しい思い出は、大人になっても心のどこかに残っていくことでしょう。そんな思い出を、一つでも多く子供たちにつくってやりたいと思います。
そして、祭りは大人たちにとっても、人と人がつながる機会です。普段は挨拶を交わすだけの人とも、一緒に準備をし、太鼓台を巡行するうちに、自然と親しくなっていきます。これまで知らなかった人との出会いもあります。

祭りを通じて生まれる、そうした人と人とのつながりを「祭縁」と呼びたいと思います。

子供たちの心に故郷の思い出が積み重なり、大人たちの間には新しい祭縁が広がっていく。その積み重ねが、三輪に住んでよかったと思えるまちを育てていくのだと思います。
今年も、たくさんの子供たちに参加してほしいと思います。

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