大神神社

たにぐく堂

第6話 ころもかけの杉

むかし、三輪山のふもとに玄賓僧都(げんぴんそうず)というおぼうさんが住んでいました。りっぱなおぼうさんでありながら、そまつないおりで清らかにくらしていました。このいおりに、ほとけさまにおそなえするしきみの木と水をもってかよってくる女がいまし...
三輪をつむぐ100のお話

第2話 ひとよざけさん

むかし、三輪山のふもとで崇神天皇がみやこをいとなまれていたころ、国にやまいがはびこり、おおぜいの人が死んでしまいました。ある夜、天皇の夢まくらに大物主さまが現れ「わが子なる大田田根子(おおたたねこ)にわれをまつらせ、酒をたてまつれ」とおつげ...
三輪文芸誌

昭憲皇太后御歌

昭憲皇太后(1849年- 1914年)明治天皇の皇后さま影高き 杉のみどりの とこしへに 世を守るらむ 三輪の大神明治23年4月20日、照憲皇太后が吉野へ行啓のみぎり、大神教会所が御休息所となり、御真影その他数々の御撫物を下賜されました。そ...
三輪文芸誌

神楽「奇魂の舞」

杉が枝を霞こむれど三輪の山神のしるしはかくれざりけり僧都範玄
三輪文芸誌

神楽「うま酒みわの舞」

大神神社独自の巫女神楽神酒を奉げたのち、杉枝を採って舞うこの神酒は 我が神酒ならず 倭なす 大物主の 醸みし神酒 幾久 幾久