高橋活日

三輪をつむぐ100のお話

第2話 ひとよざけさん

むかし、三輪山のふもとで崇神天皇がみやこをいとなまれていたころ、国にやまいがはびこり、おおぜいの人が死んでしまいました。ある夜、天皇の夢まくらに大物主さまが現れ「わが子なる大田田根子(おおたたねこ)にわれをまつらせ、酒をたてまつれ」とおつげ...
三輪文芸誌

神楽「うま酒みわの舞」

大神神社独自の巫女神楽神酒を奉げたのち、杉枝を採って舞うこの神酒は 我が神酒ならず 倭なす 大物主の 醸みし神酒 幾久 幾久
三輪文芸誌

高橋活日「此の神酒は」

高橋活日日本書紀此の神酒は 我が神酒ならず倭なす 大物主の 醸みし神酒幾久幾久この神酒は私が醸した神酒ではありません。大和の国をお造りになった大物主大神が醸された神酒です。幾世までも久しく栄えませ崇神天皇の御代、国中に疫病(えやみ)がはびこ...