この場面をご存じですか。
人形浄瑠璃「妹背山女庭訓」の杉酒屋の段。三輪が舞台になっています。
右の女の子がヒロインの杉酒屋娘お三輪ちゃん。
手に持ってるのが苧環(おだまき)。糸巻きです。
七夕の風習に「願ひ糸の乞巧針」というのがありまして、
赤い糸と白い糸を男女が結んで契りを交わすと、恋が成就するというおまじないです。
お三輪ちゃんが寺子屋のお師匠に聞いたというもので、
恋ひ渡る思ひは千々に結ばれて幾夜願ひの糸の苧環
という和歌もついています。
写真では男女の赤と白が逆になっていて、ストーリーが最後に悲劇で終わるので、そういう設定にしてあるのです。
舞台では、三輪で七夕に紅白の苧環を飾っている場面が出てきます。
これ、現代に復活させると面白いんやないかなぁとふと思いつきました。
8月7日の月遅れの七夕に、ゑべっさんに恋愛成就の紅白苧環を奉納して飾る。
8月13日が夜市なので、その日まで飾っておく。
ゑべっさんの境内が七夕の笹飾りと紅白苧環でいっぱいになる。
そんな感じです。
苧環を授与しておられる神社もあるようなので、

幸せの糸巻きは縁結びのご利益あり?名古屋にある三つの別表神社の一つ「若宮八幡宮」|中区の住みやすさを紹介【住む街なび】
紅白の苧環を作ってもらうのも可能かと思われます。
ちなみに、写真の背景の床の間の掛け軸が「大明神」と見えているのは、「三輪大明神」と書かれています。
文楽の動画です。
歌舞伎にもなってます。
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