そうだ!ドツォにしよう!その2

2007年にブータンを旅行しまして、その時に入ったブータン式石焼風呂「ドツォ」の記憶がよみがえりました。

ドツォ(石焼き風呂)で極楽体験

ドツォは浴室の外にある炉で熱した石を、頑丈な樋で浴槽まで滑らせて石の熱でお湯を沸かすブータン式のお風呂。真っ赤に熱せられた石が浴槽に落ち、ジューという音とともに湯気を上げる。浴槽は石が入るところと人が入るところを網で仕切ってある。石で熱せられた湯でちょうど良い湯加減になっている。
石のミネラルが湯に溶け出して、温泉のような効果があるらしい。
昔はブータンの各家庭にあったらしい。

「日本には、裸の付き合いという言葉があるよ。一緒に入ろうぜ」とパルデンに言ったけど、なかなか入ろうとしない。ようやく浴室でパンツ一丁になってパンツだけはいたまま浴槽に入った。ブータンでは人に裸を見せてはいけないので、裸のつきあいもないし、露天風呂も一般的ではないらしい。露天風呂を作ったら、日本人に受けるだろうなあ。
人間はみんな裸で生まれてきて、社会的地位や貧富に関係なく、みんな一人の人間としてお風呂に入りましょうという日本の考えを教えてあげた。
でも、パルデンはパンツのまま浴槽に入った。男2人、旅の最後の裸のつきあいだった。
「もう一人子供がほしいって言ってたよね」とパルデン。
「うん、そうだよ。子宝と言うからね。でも、男は簡単だけど、女には大変だから、どうなるか分からないね」
そんなばかな話をしながら。

パルデンが携帯でフロントに酒を持ってきてくれと言ったらしくて、もう出ようかなと思ったところへ、シェフ兼ウェイターがコップにアラを満たして持ってきたものだから、もう一度お風呂に浸かって酒を飲んだ。回ること回ること。こういうときに、日本では「極楽(Paradise of Buddha)、極楽」と言うんだよと言ったが、同じ仏教徒でも、極楽往生ではなくて、輪廻転生を信じるチベット仏教徒のパルデンに通じたかどうか。
それにしても、ブータンに来てお風呂でお酒が飲めるとは思っても見なかった。
外で、かま焚き君が、もっと石を入れましょうかと言うので、ためしに1つ入れてもらうと、大きな音を立てて樋から浴槽に真っ赤に熱せられた石が落ちてきてジューッという音とともに湯気が上がった。これは無茶苦茶おもしろい。

湯上りに涼しい風に吹かれながら見るパロゾンとパロ谷の美しい景色。ブータンの爽やかな温泉気分を味わった。

つづく

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