聞き書き 三輪の昔

三輪の暮らし博物誌

事源の大将、檜皮干しを語る

オイラが子供の頃、 出口橋付近の初瀬川土手で檜皮を天日乾ししてあるのが風物詩でした。 チューインガムの超親玉みたいな形の檜皮を一枚一枚、土手に並べて干していたものです。何に使うのか、その頃は全く知りませんでした。土手で遊ぶときに、干してあ...
三輪の暮らし博物誌

三諸杉の若蔵主、聖林寺十一面観音の天蓋を語る

聖林寺(桜井市下)の国宝十一面観音は、フェノロサが絶賛し、第1回の国宝指定を受けた24の文化財の一つとなりました。 明治の神仏分離までは三輪の大御輪寺(現在の若宮神社)に祀られており、地元からも篤く信仰されていたようで、今西酒造の蔵...
三輪の暮らし博物誌

神職が語る御奉仕うら話「お松明」

大和に新春を告げる繞道祭。御神火祭とも言われ、大松明の浄火が三輪山の裾を縫うように清めていきます。 大松明を作るのにも苦労があるようです。 繞道祭の大松明は、以前は車谷の老人が作っていました。今はその方が作れなくなった...
三輪の暮らし博物誌

鳥敏の女将、教会所広場のピラミッドを語る

馬場先の一之鳥居から大神教会(きょーかいしょ)の辺りはちょっとした広場になっていて、すぐそばに萩本のそろばん学校や今谷の駄菓子屋があって、子供の遊び場になっていました。 今谷の店では、蝶番の付いたガラス蓋を開けて駄菓子を買いました。...
三輪の暮らし博物誌

神職が語る御奉仕おもて話「大祓」

令和2年大晦日。大神神社の大祓。 紙吹雪ではなくて「切麻(きりぬさ)」というそうです。 体にふりかけて身を清めます。 人形(ひとがた)に穢れを託して、新たな年を迎えます。 護符をいただきまし...
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