万直しの大将、御神火まつりを語る

三輪の暮らし博物誌

栄町の万直し店内に、御神火まつり(大神神社繞道祭)に随行する人々が灯す小さな松明が飾られています。

大将にお話をうかがうと、御神火まつりの思い出を語ってくださいました。

昔は御神火まつりの浄火を我先にと火縄に移し、竈で雑煮を炊くために持ち帰る人で元日深夜は賑わったものです。

今では考えられないことですが、国鉄時代、御神火を移して火の点いた縄を持った人たちが三輪駅から満員のジーゼル列車に乗って帰っていきました。

(万直しの)店内も火縄を持った人でいっぱい。火縄とたばこの煙で店中がもうもうとしていました。

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